MG邸

すっきりしたデザインに木が落ち着きを添える

所在地:上石神井 
規模:木造2階建て

奥様が自家用の野菜を丹精されている家庭菜園を、和室とリビングとで二方から守るようにして建つ、瀟洒な二階建の家です。

玄関から和室にかけては、磨いた柱を用いて数寄屋風に、庭に面したリビングを中心とした母屋は、黒いガルバリウム鋼鈑を用いて落ち着いたモダンな感じにと、雰囲気を変えています。

黒と白で構成された外観に、すっと立った木の美しさを彷彿とさせる丸柱や妻側の破風板が、木の和やかであたたかみのある印象を効果的に添えています。

house_minegishi_11階:ダイニングの吹き抜け
「ごはんですよ!」と、家族それぞれの寝室や個室がある2階に向かって、台所から呼びかけても通じるような一体感のある家を実現するために、ダイニング上部は吹き抜けにしました。吹き抜け上部の窓から朝の日射しが、ダイニングテーブルに面した大きな窓からの採光とも相まって、家族の明るい食卓に降り注ぎます。

house_minegishi_21階:キッチンからダイニングを見る
キッチンは、機能性、明るさ、掃除のしやすさなどを考えて、ガス台と流し台、収納とを大理石トップで一体にしました。ダイニングとの間のカウンターには、料理を盛りつけた食器の受け渡しができるのに必要十分な奥行きを取りました。背面側には、食器を収納棚と冷蔵庫、食品庫があり、こじんまりとしたスペースながら、十分な収納力を備えています。

house_minegishi_31階:対面キッチンとダイニング
キッチンとダイニングの間にL字状の高めのカウンターをつくりつけて、対面キッチンとしました。食卓との距離はごく近いのに、リビングダイニングからキッチンのごちゃつきが気にならないような高さを工夫しました。カウンターのダイニング側の面にはあえて棚などを設けず、スッキリと仕上げました。通路を隔てた本棚の壁とカウンター面とが一直線に並ぶように配慮しました。

house_minegishi_41階:リビング
南面の掃き出し窓から、サンダルがけで庭の畑に出られる明るいリビングです。蔵書の多いご家族のために、リビングの壁面に格子状の本棚をつくり、テレビ台もその中に収めました。本棚の脇には、自然木の板を組み込み、ワーキングデスクとして使えるようにしました。夏の猛暑期にだけ使うエアコンも、本棚の上に埋め込み、目隠しの桟をつけて、存在感を消しました。こうしたお施主さんの暮らしに合わせた細やかな作り込みができるのも、大工集団の工務店だからこそです。

house_minegishi_51階:和室
椅子に座る生活が主流となった現代の日本の暮らし。それでも、家にひとつは、正座した時にイグサの香りを感じたり、ゴロンと寝っ転がって寛いだりできる和室は欲しいものですね。家族以外のお客様をお泊めするお部屋としても重宝です。磨き上げた柱、襖紙の貼り方などにも工夫を凝らした建具、外の光をやわらかく取り込む明かり障子など、数寄屋建築にも明るい内田工務店ならではの、飽きのこない、落ち着いた和室づくりをお約束します。



施工例一覧


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