自然素材が名脇役

塗り壁、明かり障子、大工手作り家具
家の質を高める名脇役です。

家は木だけでできてるのではありません。柱や梁などの主要構造以外にも、壁、開口部、家具など、家は様々な要素から成り立っています。このコーナーでは、木以外の素材について、ご紹介しましょう。

木以外も自然素材で!

柱や梁など、目に見え、肌に触れる主要構造が無垢の木なのですから、それ以外の部分も、木や自然素材でいきたいものです。

まず、床は、無垢材か畳です。現在使われているフローリング材の多くは合板であり、足の裏に冷たいのですが、無垢材の床はやわらかく、真冬でも冷たくないのが特徴です。生活の洋風化が進んでいますが、一室はいつでもゴロンと横になれる畳の部屋も作っておきたいですね。

壁は漆喰や珪藻土仕上げの塗り壁でスッキリと仕上げることが多いです。クロスを貼る場合でも自然な素材のものを選びます。台所には、掃除しやすさを考えて、天然素材のテラコッタもよく使います。安心安全であるだけでなく、自然素材は風合いがいいのが嬉しいですね。

開口部には木製建具を採用することもありますし、サッシの内側に障子をもうけて、和紙越しのやわらかい光を楽しむのも、無垢の木との相性もよく、おすすめです。光といえば、照明も家の雰囲気を決める大切な要素です。和紙や手作り感のある昔風のガラスを使った照明器具など、自然で味わいのあるものをご提案させていたきます。

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大工つくり付けの家具で一体感を

無垢の木と自然素材の家でも、そこに合板やMDFの家具を持ち込んだのでは、せっかくの雰囲気が台無しになってしまいます。そこでお勧めしたいのが、大工がつくる家具です。玄関の靴箱、壁につくり付ける本棚や書き物机、台所の棚など、大概のものは木で作れてしまいます。そして何より喜んでいただけるのは、無垢材のテーブル。耳付きの材を使えば自然な雰囲気に仕上がりますし、樹種を選ぶことで、ご家族に合った雰囲気を演出できます。

素材に統一感が出るだけでなく、使い勝手の面でも、奥様と十分に打合せをして、ご家族の暮らしに合ったオンリー・ワンのものを作ることができます。型番とは縁のない、したがって廃番もない、あとからの調整や改変もしやすいのが、木の良さでもあります。長く、愛着をもって使っていただけるものを製作しますので、ぜひご相談ください! photo_6_2 6.「省エネ」「エコ」面も気になります。木の家は、どうなのでしょうか?